タクシーの休車損害

タクシーの休車損に関するメモを記録として残しておきたい。分かりづらいかもしれないが、本日は時間がないため、すみません。いずれ時間ができたら補足していこうかと思う。

Ⅰ事故前の輸送荒利

①対象車両の輸送収入、営業日数、実働日数を把握する。

ア)運行記録簿あるいは運行月報。
 

②全車両の輸送収入、実働率等を把握する。

ア)一般乗用旅客自動車運送事業輸送実績報告書(運輸局の受付印あり)
イ)旅客自動車運送事業報告書のうち
ⅰ:表紙(運輸局の受付印あり)
ⅱ:営業概括報告書
ⅲ:旅客自動車運送事業輸送実績
ⅳ:財務諸表のうちの損益計算書
ⅴ:一般旅客自動車運送事業営業費明細表
ⅵ:人件費明細報告書
ウ)確定申告書(税務署印あり)
 

③対象車の輸送原価を把握する。経費の内訳を調べる。以下は目安。

ア)変動経費
ⅰ:燃料費
ⅱ:タイヤ消耗費
ⅲ:修繕費
ⅳ:オイル代
ⅴ:高速代、駐車料金
ⅵ:事故賠償費

イ)固定費
ⅰ:減価償却費
ⅱ:自動車税
ⅲ:自動車重量税
ⅳ:車検手数料
ⅴ:自動車割賦購入利息
ⅵ:自動車保険料
ⅶ:車庫料

ウ)注意書き
人件費については、変動費なのか固定費なのか、あるいはどの部分が固定費でどの部分から変動費になるのか検討を要する。

④全車両の輸送原価の把握をする。

Ⅰ②の(イ)(ウ)の資料で把握する。

Ⅱ事故後の輸送状況

①車両の権利関係

Ⅰ②(ア)の資料で算定する。
Ⅰ②(イ)の資料で算定する。
Ⅰ②(ウ)の資料で算定する。
 

②実働率

Ⅰ①(ア)(イ)の資料で算定する。あるいは旅客自動車運送事業輸送実績書。
 

③修理期間中の全車両の運行状況等

修理期間中の月別輸送実績報告書や運転月報で確認する
 
あまりにかんたんで申し訳ないが、以上の書類がそろえばタクシーの基本的な休車損の算定ができるはずです。

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突然、交通事故にあわれた被害者は、怪我をされたり、車を破損などされたりして大変なことです。その損害の賠償をしてもらうために、これから、加害者そして加害者側の損保担当者を相手に示談交渉を進めなければならなくなります。しかし、交通事故は人生でそう何度も経験するわけではありません。なにをどのようにしたらいいのか途方に暮れてしまうのがふつうです。

ところが、事故被害者がまず相手にするのが加害者であり、そして、実際は加害者側損保の担当者です。損保の担当者はそのことで生計を立てているいわばプロであり、百戦錬磨で鍛えた知識と経験があります。かたや、知識も経験もほとんどない事故被害者。そんな素人がプロ相手にどのように交渉していったらいいのでしょうか。

交通事故に詳しい弁護士が知人にいるような幸運な方は別にして、たいていの方は途方に暮れてしまうことでしょう。一昔前は、素人とプロの交渉ごとということにふつうはなって、プロの思い描くストーリーどおりに押し切られるのがふつうでした。しかし、ネットが発達した現在、示談交渉を進める上での情報がネットを検索すればあふれかえっています。が、その情報は正しいものもあれば正しくないものもある。玉石混淆です。それらの情報に接した事故被害者にとって、どの情報が正しくて信頼できるのかがまずわかりづらいし、自分だけでは手に負えなくて、調査や交渉ごとをだれかに任せることも時に必要になってきます。が、ネット上には、われこそは事故被害者のためだと謳っているものばかりなので、実際にいったいだれを信頼したらいいのかわかりません。

知識とは中立なものであること

ここで注意してほしいのは、情報の正確さもさることながら、その情報(知識)そのものが中立なことです。

昔、東大卒が多い自民党が間違えるはずがないと豪語している自民党支持者に会ったことがあります。ぼくは苦笑するしかありませんでした。たしかに東大卒は勉強をいっぱいしているわけだから、その知識量も多くかつ正確だといえるかもしれません。ただ、知識それ自体はあくまで中立なものであり、どちらにも役に立つ武器なのです。したがって、その正確でたくさんの知識をどちらの側に使うかにある。わかりやすいたとえ話をしてみましょう。

知識は刀という武器と同じ

hitininnno
その昔、武士という職業が存在しました。この武士は帯刀を許された職業のことであり、刀の専門家です。殿様を頂点にして、殿様に雇用され、殿様を守るために武器である刀の技術を日夜みがいていた。

この武器である刀自体は殿様を守るためにも使えるし、農民に加勢して殿様に刃向かうためにも使えます。しかし、悲しいかな、現実は殿様を守るために使われた例が圧倒的に多く、農民に加勢するために使われた例など不幸にしてきわめて少なかった。ごく稀に後者のような武士が現れますが、こういう武士こそ庶民にとっての英雄であり、「七人の侍」はまさにそのようなタイプの武士たちでした。

利益が一致しているか相反しているかが重要

したがって、問題はその使い手自身にあります。使い手がどちらの側に立つかで知識もそれぞれの側の武器になる。そして、その使い手がどちらの側に立つかは双方の利益が一致するか相反するかでふつうは決まってきます。

この、肝心要のことを説明したサイトが皆無といっていいほどにみあたらないのは不思議なことです(というか、あえて否定しているサイトさえいくらでもみつかるくらいです)。

記事を読んでいただければたちどころにわかることですが、当事務所は「立場」を鮮明にしております。あえて鮮明にしているのは、人間や社会に対する見方は、その人自身の立場から自由にはならないからです。中立を装うことは考察を浅くし、論旨を不明確にする。「立場」のない「立場」などありようがない。当事務所の立場は、ぼく自身が社会的弱者であるため、弱者の立場に徹することです。ぼくのような弱虫は「七人の侍」のようには決してなれないけれど、せめてその心意気だけでも真似して、社会的強者に阿らないようにしたい。そういう気持ちで当サイトをたちあげました。よろしくです。

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