今後、不定期だが、新メンバーが記事出しをすることになりましたので、よろしくです

このところの相談つづきで、北は北海道から南は九州まで全国から相談を受けている。それにともない、記事出しのほうがまったくうまくいっていない。ぼくは別に仕事を持っているし、家庭の事情もあるから、24時間を交通事故にあてるというわけにもいかない。1日のうちのごく限られた時間だけである。ただ、相談が増えたといっても平均すれば3日に2回ていどの割合なので、いまのところなんとかぼくひとりで対応できているが、記事数がもっと増えれば、この調子ならいずれパンクすること間違いなしだろう。それで、信頼できそうな方に、当サイトに参加していただくことになった。

今後、ぼくだけでなく、他のメンバーが不定期だが記事出しをする予定なので、よろしくです。

ところで、昨日電話でかなり重篤な障害を負っている被害者の家族の方から相談されたのだが、どうして名前を公表されていないのでしょうかといきなり質問されてしまった。記事自体は被害者側に立っていて、たいへん好感を持てたのだが、名前の公開がないから、電話するかどうかすごく迷ったという。やはりそうか。アクセス数が伸びたわりに、相談件数が少ないのはこれもその理由のひとつだろう。

ぼくはそれにこう答えた。実は、1年近く前に名前を公開したことがあるのです。その時は事業目的だったので、事業としてやるとカンバンを掲げるともに、名前も公開した。だが、ほとんど知られていないサイトだったこともあり、相談の連絡もほとんどなかった。たまにあっても妙な電話ばかりだった。

そのような事情に加えて、調査したあとを引き継いでいただける弁護士が、ごく限られたエリア以外にいなかったことなど、事業としての態勢が整っていなかったため、時期尚早だと判断し、いったん上げたカンバンを下ろすことに決めたのである。態勢が整うまでは、とりあえずボランティアとして無料での相談だけに応じることにした。ボランティアなら、なにを好んで自分の名前を曝す必要もないだろうから、当サイトから削除した。

その後、記事出しのほうをコツコツやっていたらアクセス数もしだいに増え、それにともない相談を受けることも多くなった。昨日相談された方は、単なる相談ではなく、仕事の依頼も含めた問合せだった。が、調査業務は一切やっていないこと、それとかなり重い案件であり、ぼくには、相談者の期待に沿えるような結果を出せるだけの自信がないと、正直に説明して、お断りした。

将来的に事業としてやるかどうかはまだ決まっていない。ボランティアということでだれからも後ろ指を刺されないという気楽さがいまのところぼくには合っているからだ。その反面、ボランティアであることの気楽さから来る無責任さにどこかでつながりやすいということを、最首悟さんが、熊谷晋一郎さんとの対談で指摘されていた。最首さんは、ボランティアはまったく信頼できないとまで言っている。このことの限界みたいなものもぼくは感じつつある。

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事務所所在地・連絡先

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石川県加賀市
電話番号:090-1314-0234

当事務所の立場

突然、交通事故にあわれた被害者は、怪我をされたり、車を破損などされたりして大変なことです。その損害の賠償をしてもらうために、これから、加害者そして加害者側の損保担当者を相手に示談交渉を進めなければならなくなります。しかし、交通事故は人生でそう何度も経験するわけではありません。なにをどのようにしたらいいのか途方に暮れてしまうのがふつうです。

ところが、事故被害者がまず相手にするのが加害者であり、そして、実際は加害者側損保の担当者です。損保の担当者はそのことで生計を立てているいわばプロであり、百戦錬磨で鍛えた知識と経験があります。かたや、知識も経験もほとんどない事故被害者。そんな素人がプロ相手にどのように交渉していったらいいのでしょうか。

交通事故に詳しい弁護士が知人にいるような幸運な方は別にして、たいていの方は途方に暮れてしまうことでしょう。一昔前は、素人とプロの交渉ごとということにふつうはなって、プロの思い描くストーリーどおりに押し切られるのがふつうでした。しかし、ネットが発達した現在、示談交渉を進める上での情報がネットを検索すればあふれかえっています。が、その情報は正しいものもあれば正しくないものもある。玉石混淆です。それらの情報に接した事故被害者にとって、どの情報が正しくて信頼できるのかがまずわかりづらいし、自分だけでは手に負えなくて、調査や交渉ごとをだれかに任せることも時に必要になってきます。が、ネット上には、われこそは事故被害者のためだと謳っているものばかりなので、実際にいったいだれを信頼したらいいのかわかりません。

知識とは中立なものであること

ここで注意してほしいのは、情報の正確さもさることながら、その情報(知識)そのものが中立なことです。

昔、東大卒が多い自民党が間違えるはずがないと豪語している自民党支持者に会ったことがあります。ぼくは苦笑するしかありませんでした。たしかに東大卒は勉強をいっぱいしているわけだから、その知識量も多くかつ正確だといえるかもしれません。ただ、知識それ自体はあくまで中立なものであり、どちらにも役に立つ武器なのです。したがって、その正確でたくさんの知識をどちらの側に使うかにある。わかりやすいたとえ話をしてみましょう。

知識は刀という武器と同じ

hitininnno
その昔、武士という職業が存在しました。この武士は帯刀を許された職業のことであり、刀の専門家です。殿様を頂点にして、殿様に雇用され、殿様を守るために武器である刀の技術を日夜みがいていた。

この武器である刀自体は殿様を守るためにも使えるし、農民に加勢して殿様に刃向かうためにも使えます。しかし、悲しいかな、現実は殿様を守るために使われた例が圧倒的に多く、農民に加勢するために使われた例など不幸にしてきわめて少なかった。ごく稀に後者のような武士が現れますが、こういう武士こそ庶民にとっての英雄であり、「七人の侍」はまさにそのようなタイプの武士たちでした。

利益が一致しているか相反しているかが重要

したがって、問題はその使い手自身にあります。使い手がどちらの側に立つかで知識もそれぞれの側の武器になる。そして、その使い手がどちらの側に立つかは双方の利益が一致するか相反するかでふつうは決まってきます。

この、肝心要のことを説明したサイトが皆無といっていいほどにみあたらないのは不思議なことです(というか、あえて否定しているサイトさえいくらでもみつかるくらいです)。

記事を読んでいただければたちどころにわかることですが、当事務所は「立場」を鮮明にしております。あえて鮮明にしているのは、人間や社会に対する見方は、その人自身の立場から自由にはならないからです。中立を装うことは考察を浅くし、論旨を不明確にする。「立場」のない「立場」などありようがない。当事務所の立場は、ぼく自身が社会的弱者であるため、弱者の立場に徹することです。ぼくのような弱虫は「七人の侍」のようには決してなれないけれど、せめてその心意気だけでも真似して、社会的強者に阿らないようにしたい。そういう気持ちで当サイトをたちあげました。よろしくです。

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