アマゾンギフト券


 
当事務所の唯一の収入源はアマゾンからのギフト券である。ふだんは1000円前後なのだが、今月は珍しく2000円を超えた。当サイトで紹介した本をクリックしてアマゾン経由で購入していただくと、手数料が当事務所にはいる仕組みになっている。どうも皆さんありがとう。

交通事故関連の本を当サイドでよく紹介しているが、本当のことを言うと、この種の本は読んでいてもたいていはつまらない。こういうサイトを運営しているから仕方なしで購入し読んでいるだけである。つい最近読んだ本がこれまた飛びっきりつまらなかった。それがこれ。

「交通事故損害調査マン―新しい職業への挑戦」という本。

本の紹介文では、「加害者の賠償責任を担保する保険会社には、専門の調査マンがいる。しかし、被害者の権利を証明するための調査マンは存在しない」となっていた。つまり、従来の交通事故調査マンはすべて損保側の調査マンだったが、これからは「新しい職業」として、事故被害者側の調査マンの登場という意気込みと職業として成立するための方法論を語る本なのかと思った。期待して途中まで読んだが、あまりにつまらないので半分ほど読んで放り出した。内容は3つの小説形式――「示談(和解)の助っ人」「本人訴訟と影の請負人」「斜陽病院の寄生虫」――で論じたものだが、文章に門切り型が多く、かつ下品だし、内容も、各小説の表題からおおよそ見当がつくように、非弁の非難をどうやってうまくかいくぐるかというもので、話の展開に無理がありそうに思えたし、要するに、なんだそんなことかというものだった。古本で郵送料込500円以上もしたぞ。

つい最近ほかに買った本


 
小田実と本多勝一の本は以前読んだことがある。ずいぶん昔のことなので、何が書いてあったのかほとんど覚えていない。この2つの本は、ネトウヨは論外として、それ以外の方からもけちょんけちょんにこき下されていることが多いので、もう一度読んでみることにした。まっとうな「批判」なのかただの「中傷」なのかは、原本にまずは当たるべし。いずれも古本で郵送料込300円しなかった。
 

コメント

  1. 「交通事故損害調査マン―新しい職業への挑戦」、私も読みました。

    たいへん読むのがつらい本でした。

      • ホームズ事務所
      • 2017年 10月 17日

      luckyさん、コメントありがとう。

      luckyさんも読まれていましたか。紹介文からちょっとは期待したのですが・・・、あまりにくだらなかった。この著者はほかにもいくつも本を出されていますが、この一冊でその他は推して知るべし。購入する気が失せました。この本でも、随所で自分の本の紹介ばかりやっていて商売っ気ばかりが鼻につく。ストーリーも猥雑だし、総じて品がないんだよなあ。ぼくのような品のない人間に言われるのだから、もうどうしようもない(苦笑)。著者がこの一文を見たら、ぼくは名誉棄損で訴えらえるかもね。しょうがないもの。本当にそう思ったんだから。

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突然、交通事故にあわれた被害者は、怪我をされたり、車を破損などされたりして大変なことです。その損害の賠償をしてもらうために、これから、加害者そして加害者側の損保担当者を相手に示談交渉を進めなければならなくなります。しかし、交通事故は人生でそう何度も経験するわけではありません。なにをどのようにしたらいいのか途方に暮れてしまうのがふつうです。

ところが、事故被害者がまず相手にするのが加害者であり、そして、実際は加害者側損保の担当者です。損保の担当者はそのことで生計を立てているいわばプロであり、百戦錬磨で鍛えた知識と経験があります。かたや、知識も経験もほとんどない事故被害者。そんな素人がプロ相手にどのように交渉していったらいいのでしょうか。

交通事故に詳しい弁護士が知人にいるような幸運な方は別にして、たいていの方は途方に暮れてしまうことでしょう。一昔前は、素人とプロの交渉ごとということにふつうはなって、プロの思い描くストーリーどおりに押し切られるのがふつうでした。しかし、ネットが発達した現在、示談交渉を進める上での情報がネットを検索すればあふれかえっています。が、その情報は正しいものもあれば正しくないものもある。玉石混淆です。それらの情報に接した事故被害者にとって、どの情報が正しくて信頼できるのかがまずわかりづらいし、自分だけでは手に負えなくて、調査や交渉ごとをだれかに任せることも時に必要になってきます。が、ネット上には、われこそは事故被害者のためだと謳っているものばかりなので、実際にいったいだれを信頼したらいいのかわかりません。

知識とは中立なものであること

ここで注意してほしいのは、情報の正確さもさることながら、その情報(知識)そのものが中立なことです。

昔、東大卒が多い自民党が間違えるはずがないと豪語している自民党支持者に会ったことがあります。ぼくは苦笑するしかありませんでした。たしかに東大卒は勉強をいっぱいしているわけだから、その知識量も多くかつ正確だといえるかもしれません。ただ、知識それ自体はあくまで中立なものであり、どちらにも役に立つ武器なのです。したがって、その正確でたくさんの知識をどちらの側に使うかにある。わかりやすいたとえ話をしてみましょう。

知識は刀という武器と同じ

hitininnno
その昔、武士という職業が存在しました。この武士は帯刀を許された職業のことであり、刀の専門家です。殿様を頂点にして、殿様に雇用され、殿様を守るために武器である刀の技術を日夜みがいていた。

この武器である刀自体は殿様を守るためにも使えるし、農民に加勢して殿様に刃向かうためにも使えます。しかし、悲しいかな、現実は殿様を守るために使われた例が圧倒的に多く、農民に加勢するために使われた例など不幸にしてきわめて少なかった。ごく稀に後者のような武士が現れますが、こういう武士こそ庶民にとっての英雄であり、「七人の侍」はまさにそのようなタイプの武士たちでした。

利益が一致しているか相反しているかが重要

したがって、問題はその使い手自身にあります。使い手がどちらの側に立つかで知識もそれぞれの側の武器になる。そして、その使い手がどちらの側に立つかは双方の利益が一致するか相反するかでふつうは決まってきます。

この、肝心要のことを説明したサイトが皆無といっていいほどにみあたらないのは不思議なことです(というか、あえて否定しているサイトさえいくらでもみつかるくらいです)。

記事を読んでいただければたちどころにわかることですが、当事務所は「立場」を鮮明にしております。あえて鮮明にしているのは、人間や社会に対する見方は、その人自身の立場から自由にはならないからです。中立を装うことは考察を浅くし、論旨を不明確にする。「立場」のない「立場」などありようがない。当事務所の立場は、ぼく自身が社会的弱者であるため、弱者の立場に徹することです。ぼくのような弱虫は「七人の侍」のようには決してなれないけれど、せめてその心意気だけでも真似して、社会的強者に阿らないようにしたい。そういう気持ちで当サイトをたちあげました。よろしくです。

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