たまたまだろうけど、重篤な後遺障害相談事案が増えた

相談の返答が遅れ気味ですみません

たまたまなのでしょうが、このところ相談事がいっきに増えて、中にはほったらかしになっていたりしているのもあります。「増えた」といっても相談の件数がとくに多いというわけでもないのですが、相談の内容が重たいものが多いのです。

3日前も高次脳機能障害で重篤な障害のある方から電話がかかってきました。高次脳機能障害に関する記事を書き出してからこの種の相談はこれで2件目です。が、高次脳機能障害についてはぼくの経験は指折り数えられるくらいしかない。今、勉強中なのでわからないこともある。十分調べた上でお答えするつもりだ。それでもいいのですかと、相談を受ける前に相談者に断っています。

本日の相談件数は2件です。1件は飲酒調査についてで、基本的に相談にのらないのでこれは楽チンなのでいいのですが、さらに加えて脊髄損傷の相談がありました。脊髄損傷関連のご相談は先月からこれで3件目です。本日の相談でとりわけうれしかったのは、県の相談員の方から紹介されたということでした。「名無しのゴンベイ」なのにご紹介までしてくださってたいへんありがたく自信がつきました。

あくまでボランティアなので

ただし、いかんせん、ぼくが交通事故にかかわれる時間は、1日のうちの数時間です。そのかぎられた時間内に、相談に答えるために医学書で確認したり、保険約款の規定の意味などを専門書で確認したり、それでもどうしてもわからないときは、知人に教えを乞わないといけません。自分の時間のほとんどを交通事故にあてられたらどんなにかいいだろうと思うのですが、生活費については別のところで稼がざるえないため、そういうわけにもいきません。交通事故業務を「業」としてやられている方がすごくうらやましくなります。いいなあ、そういう方たちって。自分がやりがいを感じていることが仕事として成立できるのだからすばらしい。

改めていうほどのことでもないのかもしれませんが、当サイトはボランティアでやっております。どんな質問についてもわかるなら極力お答えすることにしているし、資料等添付していただければ、自分が可能な範囲で助力もしています。当方の所在地が加賀市だとサイト上で明記してあるのは、事故現場や病院等が近くなら、ただ(ガソリン代等諸経費くらいは出してよね)で調査してあげてもいいということも含んでいます。

念を押しておきたいのは、ボランティアでやっているからといって手抜きはしないものの、時間的制約がどうしてもあるため、お返事が遅れ気味になることもしょっちゅうだし、有料でやられている諸先生方のような、申し分のない回答ができるかどうかも怪しいです。タダなんだから、そこらへんは我慢してくださいね。参考意見くらいにしてください。

ボランティアだと虚勢をはらなくていい


 
ボランティアでやっていることでいいことがひとつあります。仕事で受けるつもりがまったくない(というか受けられない)ので、お客を逃がしたくないがための虚勢を張る必要がないことです。先に相談があった高次脳機能障害でご相談された方は、高い等級が見込まれるので、仕事で受けていたなら、成功報酬も数百万円どころではありません。当方が仕事としてやっていたなら、そんなおいしい客をみすみす逃がしてしまうような言動はしないかもしれません。高次脳機能障害の認定経験がほとんどまったくないくせに、「認定経験多数あり」などとどっかのサイトにあるようなウソをつく必要がありません。ぼくが高い倫理観の持主だからではなくて、他に生計の道を確保しているからにすぎません。

このように、当サイトでは、虚飾を一切排しております。「一切」というと、相談者のプライバシーなどの問題もあったりして脚色せざるをえないところもないわけではありませんが、そういったもの以外での事実と相違するところ、ウソの部分はありません。しかし、時間にルーズなどの無責任男が運営しているサイトなので、そのつもりで、当方にご連絡されてください。
 
【17・07・18追記】
飲酒調査の箇所は別記事に移し、そちらでまとめた。関連記事参照願います。

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当事務所の立場

突然、交通事故にあわれた被害者は、怪我をされたり、車を破損などされたりして大変なことです。その損害の賠償をしてもらうために、これから、加害者そして加害者側の損保担当者を相手に示談交渉を進めなければならなくなります。しかし、交通事故は人生でそう何度も経験するわけではありません。なにをどのようにしたらいいのか途方に暮れてしまうのがふつうです。

ところが、事故被害者がまず相手にするのが加害者であり、そして、実際は加害者側損保の担当者です。損保の担当者はそのことで生計を立てているいわばプロであり、百戦錬磨で鍛えた知識と経験があります。かたや、知識も経験もほとんどない事故被害者。そんな素人がプロ相手にどのように交渉していったらいいのでしょうか。

交通事故に詳しい弁護士が知人にいるような幸運な方は別にして、たいていの方は途方に暮れてしまうことでしょう。一昔前は、素人とプロの交渉ごとということにふつうはなって、プロの思い描くストーリーどおりに押し切られるのがふつうでした。しかし、ネットが発達した現在、示談交渉を進める上での情報がネットを検索すればあふれかえっています。が、その情報は正しいものもあれば正しくないものもある。玉石混淆です。それらの情報に接した事故被害者にとって、どの情報が正しくて信頼できるのかがまずわかりづらいし、自分だけでは手に負えなくて、調査や交渉ごとをだれかに任せることも時に必要になってきます。が、ネット上には、われこそは事故被害者のためだと謳っているものばかりなので、実際にいったいだれを信頼したらいいのかわかりません。

知識とは中立なものであること

ここで注意してほしいのは、情報の正確さもさることながら、その情報(知識)そのものが中立なことです。

昔、東大卒が多い自民党が間違えるはずがないと豪語している自民党支持者に会ったことがあります。ぼくは苦笑するしかありませんでした。たしかに東大卒は勉強をいっぱいしているわけだから、その知識量も多くかつ正確だといえるかもしれません。ただ、知識それ自体はあくまで中立なものであり、どちらにも役に立つ武器なのです。したがって、その正確でたくさんの知識をどちらの側に使うかにある。わかりやすいたとえ話をしてみましょう。

知識は刀という武器と同じ

hitininnno
その昔、武士という職業が存在しました。この武士は帯刀を許された職業のことであり、刀の専門家です。殿様を頂点にして、殿様に雇用され、殿様を守るために武器である刀の技術を日夜みがいていた。

この武器である刀自体は殿様を守るためにも使えるし、農民に加勢して殿様に刃向かうためにも使えます。しかし、悲しいかな、現実は殿様を守るために使われた例が圧倒的に多く、農民に加勢するために使われた例など不幸にしてきわめて少なかった。ごく稀に後者のような武士が現れますが、こういう武士こそ庶民にとっての英雄であり、「七人の侍」はまさにそのようなタイプの武士たちでした。

利益が一致しているか相反しているかが重要

したがって、問題はその使い手自身にあります。使い手がどちらの側に立つかで知識もそれぞれの側の武器になる。そして、その使い手がどちらの側に立つかは双方の利益が一致するか相反するかでふつうは決まってきます。

この、肝心要のことを説明したサイトが皆無といっていいほどにみあたらないのは不思議なことです(というか、あえて否定しているサイトさえいくらでもみつかるくらいです)。

記事を読んでいただければたちどころにわかることですが、当事務所は「立場」を鮮明にしております。あえて鮮明にしているのは、人間や社会に対する見方は、その人自身の立場から自由にはならないからです。中立を装うことは考察を浅くし、論旨を不明確にする。「立場」のない「立場」などありようがない。当事務所の立場は、ぼく自身が社会的弱者であるため、弱者の立場に徹することです。ぼくのような弱虫は「七人の侍」のようには決してなれないけれど、せめてその心意気だけでも真似して、社会的強者に阿らないようにしたい。そういう気持ちで当サイトをたちあげました。よろしくです。

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