ジェネリックを使っていたので、即座に先発医薬品に代えてと申し入れした

父がどんな薬を服用しているのか気になったので介護施設から薬の一覧表をいただいた。7つの薬を服用していて、そのうち4つがジェネリック?! ジェネリックについては、即座に中止を申し入れた。ジェネリックは医師の間でも評判がすこぶる悪い。たとえばこんな記事を整形外科医が書いていたことを思い出した。

ジェネリックはロシアンルーレット?!

またまた、ジェネリックのネタです。国は、ジェネリックの普及率80%を達成するという目標を2020年9月に設定しています。

お上からの圧力なので、猫も杓子もジェネリック推進の大号令です。確かに医療財政破綻を回避するにはなりふり構わず何でもやる必要があります。

このため、私も総論ではジェネリック賛成です。しかし、自分や自分の家族、および自分の患者さんには極力処方したくないと思っています。我ながら身勝手ですね(笑)

そういいつつも、自分の患者さんに対してもジェネリックを処方せざるを得ないのが現状です。処方しつつも、いつも居心地の悪さを感じています。

先日も、ロキソニンを処方した(つもりの)患者さんが「全然効かないどころか胃が痛い!」とねじ込んできました。

何を飲んでました? と訊くと、ロキソ〇リンとおっしゃられます。むむっ、マズイ薬を服用している。。。

あくまで私の個人的な経験ですが、ロキソ〇リンはロキソニンのジェネリックの中でも 最凶 最恐の薬です。

もともと院内採用薬でしたが術後の消化管潰瘍が多発したため、ロキソニンだけ先発品に戻さざるを得なかったといういわくつきの医薬品です。

このようにジェネリックの場合には、患者さんの行った薬局によってトンデモナイ薬を掴まされる可能性があります。

このようなジェネリックによって惹起した有害事象は処方医の責任になるので、本当に怖いです。先発医薬品と同じ効き目で価格の安いお薬とかいう世迷言はもうたくさん。。。

特に鎮痛剤のジェネリックを処方するときには、いつもヒヤヒヤしています。いや~、本当になんとかならないものでしょうか・・・

 
ネットで調べればジェネリック否定論はいくらでも見つかる(追記・たとえば日経新聞の記事)が、医師が身内に処方したがらないジェネリックを、なんで私が賛成できるわけ? 介護施設の看護師は「先発医薬品と同じ効き目で価格の安いお薬」などと、決まり文句の反論をしていたが、低価格なのは事実としても、同じ効き目なのかどうかも怪しいし、それよりも副作用が心配だ。「最凶 最恐の薬」をもしもつかまされて健康を害したとしても、国が進めているので、後で文句をいったところで後の祭りだろう。自己責任で回避するしかなさそうである。

(追記・たとえば日経新聞の記事)

後発薬普及、阻むのは医師? 協会けんぽが業種別使用率を初調査
2018/5/23 12:00日本経済新聞 電子版

医療費の膨張を抑える役割を期待される後発医薬品(ジェネリック)。その使用率を調べると、医師や看護師など医療従事者の使用率がすべての業種の中で最も低いことが分かった。医師らは価格の安い後発薬の使用を患者に勧める立場だが、「自分たちが使うのは嫌」という実態が浮き彫りに。保険料負担が上昇し続けている会社員らから強い不満が出そうだ。

 
あと、ずいぶん昔に買った本だが、参考になりそうなのがあった。「世界のエッセンシャルドラッグ」(浜六郎他著)を紹介しておきたい。アマゾンではこんなふうに紹介されている。

日本は医者が処方できる薬の種類の多さが世界有数。日常診療の場で医者が処方している薬の大部分は無用で有害である。日常診療のほとんどはこれさえあれば十分という世界の基本薬を掲載。

WHOが推奨する安全かつ安価で必須な医薬品のリストなのだが、薬局の薬剤師に「エッセンシャルドラッグ」と聞いても、知らないというのには驚いた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください