日本の税金は、高い高いと言われているスウェーデンよりも高く世界でもっとも高い部類らしいが、車の税金もやはりバカ高かった

昨日、車を購入した。かつて車に乗るのをやめ、これからは自転車に乗ると宣言し、実際に、自転車で通勤や買い物をしていたこともあったのだが、その後、父の介護や娘の塾までの送り迎えなどで断念せざるを得なくなり、父の車を使っていた。その父の車もかなりガタがきたオンボロ車で、乗り続けるのが困難になった。それで、新たに中古車を買うことにしたのだ。

車購入時の明細書をみると、税金がやたらかかっている。どうしてこんなにかかるのか。他国との比較だとどうなっているのかを調べてみた。その結果が、以下の表である。


日本自動車工業会より

アメリカの31倍、ドイツの2.8倍、イギリスの2.4倍など、日本の車の税金は強烈に高い。出典が日本自動車工業会だから、自動車の税金についてできるだけ小さく見せたいという強いインセンティブが働くはずだが(たとえば過去13年間にしているところなど根拠不明で怪しいし、そもそも、有料道路料金、自動車保険料(自賠責および任意保険)、リサイクル料金、車検などの点検整備費等が算入されていない)、それでもこの数字である。

買ってしまって後の祭りなのだが、父のはかなりのオンボロ軽自動車だったが、このオンボロ車で人と会うと、「この人大丈夫?」って顔で見られることがよくあった。刑事コロンボなら、頭脳明晰さを隠すカモフラージュの小道具として、番組の中ではそれにだまされて、なんだこいつ大したことないなあとなってペラペラしゃべり、後で後悔した犯人がそう受け止めてくれることも多かったが、頭脳明晰でない私ではカモフラージュになるわけもなく、ただの貧乏人である。それで多少ミエをはって買ったのが1800cc車だった。そのため、税金が大幅アップである。こんなに高くなるとは思わなかった。税金地獄にはまりそうで、ため息が出てきそうだ。

ところで、税金が高い高いと言われているスウェーデンは、庶民に対する還元率も高く、そのためスウェーデンの庶民は税金を納めることがぜんぜん苦にならない。が、日本は税金が世界有数に高いにもかかわらず、庶民への還元率は世界最低レベルである。

貧乏人は車など持っちゃあ、だめなのである。

【参考文献】
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