骨折の医療照会用メモ

【基礎】

①外傷の分類
挫傷:皮下組織の挫滅(打撲、打ち身)
創傷:擦過創(擦り傷、浅い切り傷)
挫創:刺創、深い切り傷、裂創、割創

②組織修復期間の目安(成人)
皮膚:1W
筋肉(軽傷):3W
筋肉(重傷):2M
腱:2M
靱帯(軽傷):2M
靱帯(重傷):6M
神経:6M
骨:2M~6M

③骨折治療期間の目安
1:保存的治療の場合は6~8W、観血的手術を行った場合はそれよりも骨癒合は遅れる。

2:抜釘時期
ⅰ髄内釘固定:非開放骨折の場合は約1年後、開放骨折の場合は1年半後。
ⅱプレート固定:1~2年後。

3:正常骨癒合日数
ⅰ手指骨:3W
ⅱ肋骨:3W
ⅲ鎖骨:4W
ⅳ大腿骨:10~12W
ⅴ脛骨・上腕骨:8~10W

4:骨癒合の障害
ⅰ遷延治癒:骨癒合の可能性あり
ⅱ偽関節:骨癒合の可能性なし

【骨折総論】

①自覚症状
②他覚的所見
③現在の治療内容
④血行障害、神経麻痺など合併症の有無・内容
⑤骨癒合の進展具合は(レントゲン上、完全癒合が100だとした場合、現状はどれくらいか)
⑥骨癒合が遅れている場合、つまり遷延化しているのならその理由
⑦骨癒合完成時期
⑧可動域制限のある部位、可動値
⑨抜釘見込み時期
⑩骨髄炎の可能性(局所所見、検査所見)
⑪現在のADL
⑫再手術の可能性・原因・具体的術式名、再手術後の治癒見込み時期
⑬基礎疾患の有無、病名
⑭基礎疾患が及ぼす影響(骨折に対する、治療期間に対する)
⑮その他、治療長期化理由(本人の受診態度等)、影響
⑯就労可能時期

【各論・上肢骨折】

【各論・下肢骨折】

①現在の歩行能力
②荷重状況(部分荷重か全荷重か、部分荷重なら全体重の何分の一か)
③全荷重完成見込み時期
④短縮の有無・程度

いずれ追記予定

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