右折レーンで先頭になったときの注意点と、軽自動車による人身被害の重篤化

右折レーンの先頭は危ない

ときどきおじゃまする整形外科医さんのブログに興味深い記事がありました。たいへん重要な指摘だと思いましたので、メモ代わりに幣サイトで記録しておきたいと思います。

外来をしていると、交通事故の患者さんを診る機会が非常に多いです。
カルテに記載するためにも、事故がどのようにして発生したのかを聴取しています。

このため、病院に搬送されるような患者さんは、どのようにして事故に遭っているのかが何となく理解できるようになってきました。

その中で特に注意するべきだと思うパターンがあるのでご紹介します。そのパターンとは自動車運転中に交差点の中央で右折待ちしている際に発生します。

右折レーンの先頭車両は右折準備としてハンドルを右側にきったまま停車していることが多いです。そして、この状態の際に後方で追突事故があると玉突き状態となります。

先頭の自動車まで玉突きが及んだら、右にハンドルをきった状態で停車している自動車は、必然的に対向車線のレーンに押し出されてしまいます。

こうなると対向車と正面衝突することになり、事故の程度が大きくなってしまうのです。右折レーンの先頭車両の助手席に乗車しているとこの悲惨な事故の最も大きな被害者になります。

このようなケースを何度か見た私は、運転中に右折レーンの先頭車両になった場合には、必ずハンドルを切らずに停車します。

こうすることで追突された場合にも前方に押し出されるだけなので、対向車と正面衝突するリスクを回避することが可能となるのです。

細かいことですが整形外科医として悲惨な交通事故の現場を熟知できる立場にあるので、自分の身に応用しない手は無いと思います。右折レーンの先頭車両には気をつけましょう。

事故状況を細かく記録する医師は少ない

この先生は、カルテに「事故がどのようにして発生したのか」を書いておられますが、こういう医師はむしろ例外です。たいていは「追突」とかその程度の記載ですませていることが多く、それさえも書かない医師だってたくさんいます。

軽自動車による人身被害の特徴

さらにコメント欄でも、交通事故で軽自動車利用者の人身被害が「重篤」だと指摘されています。かつて軽自動車は税金面で有利な扱いをされていたこと、燃費がいいことなどから、とりわけ女性に利用者が多かったし、現在もそうです。ぼく自身も事故調査で経験的に軽自動車は人身被害が重篤化するという認識がありましたから、妻や子供が車を購入する際に、軽自動車だけはやめろと、口酸っぱく警告しました。それを裏付けるコメントです。

記憶に残る事案としては、国道上の右側にあるコンビニに入ろうとした軽自動車が対向車がいたためセンターライン寄りで停止待機していたところ、後続車に追突され、その衝撃で対向車と衝突した事故がありました。その事故で、運転者である当時20歳くらいの女性が胸部および顔面を強打し、輸血を要するほどの手術をされました。一命はとりとめたものの、顔面に傷跡が残り、輸血のためにC型肝炎にも罹患して、そのため、当時婚約していた彼氏が去っていくなど、その事故で娘の人生が一変したと、彼女の父親が嘆いていました。

軽自動車を購入しようと考えられている方がもしおられるようでしたら、十分注意が必要です。
 

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