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現金一括で買ったのに車検証の所有者名義でなく、車を借りている扱い(使用者名義)だったのでディーラーに抗議する

長い記事は手間暇かかりすぎるので、おもいついたことをかんたんに。

車の買い替えを検討していたときのことだが、自分の車の車検証をみたら所有者名義がディーラーになっている。ローンで買ったのならわかるが(所有権留保)、現金一括で買ったのにおれが借りている扱いだ。車の登録にはいわゆる公信力がないが、くわえて第三者との関係では名義があるほうが優先する不利益がある。わかりやすく言うと、自分の車なのに売ることができないし、ディーラーに勝手に転売されちゃうと、転売先の第三者との関係ではどうしようもないのだ。

「公信力」とは

登記簿に記載された内容に効力が生じることを公信力といいます。 日本の登記制度では、記載された内容は一般的には正しいのですが、真実の権利関係と登記の記載とが異なっているときは、仮にその記載を信用しても、これを保護することができないのが原則です。 つまり、登記簿の記載より真実の権利関係を優先させるわけです。

ネットではこうなっているけど、 登記名義(登録も同じ)が真実ではないことの立証責任は、「ない」と主張する側にあります。かなり重い立証責任である。ハードルは決して低くないよね。

我妻栄「民法案内3」物権法上
  • 271ページ
  • 勁草書房
  • 2006/1/10

ふざけているのか。さっそくディーラーに文句を言ってやった。そしたら、購入時、ディーラー名義にすることにおれが同意したのだと言い張る。そんなことしておれに何の得があるんだ。損することしかないんだけれどさ。4年も5年も前のことなのでそんな記憶がないから、で、証拠は? ないとの返答。あるわけないよ。そんなもの。後で調べたら、車検証の名義が購入所有者でなく、使用者名義になっていることがよくあるそうだ。消費者センターの人が嘆いていた。この機会にとっちめてくれとまで。

いや、おれそこまでやるつもりはないよ。すぐにも車検証の名義変更するとディーラー側が約束してくれたこともある。中にはこういうときに登録費用を二重に請求する悪質なのもいるらしいが、そのときは徹底的にやるべきかと。ということでこの件は落着した。

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