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ネット経由の相談が増えた

このところネット経由で相談されることが多くなった。多くなったといっても、1週間に1件か2件のペースである。アクセス数が多いわりに、相談数は少ない。このアクセス数ならば、ふつう1日に少なくとも1、2件くらいはあってもおかしくないはずなのに。

相談が少ない理由は、なんとなくわかる。匿名サイトだということ。ちゃっんとした資格がない者が運営していること。この2点だろう。つまりは、正体不明の、実に怪しげなサイトなのである。にもかかわらず、相談していただける方が何人もおられるのはたいへんうれしい。外ヅラはいたって怪しげだけれど、中身は大まじめであることを理解していただけたからだと思っている。

相談内容は、後遺障害か事故状況に関する相談が圧倒的に多く、保険金詐欺に疑がわれて困っているという相談もまれにある。当事務所が扱っているのは、このうち後遺障害および事故状況に関する相談であり、保険金詐欺事案は扱っていない。その理由については記事に書いたことがある。

なぜ匿名なのか

ぼくは大学の法学部出身である。どうして法学部を選んだのかというと、裁判官や弁護士になりたいなどという積極的な理由があったわけではない。文学部は小説ばかり読んでいる学部という印象しかなかったのでぼくのガラではなかったし、商学部とか経済学部とかは、きっと数字を扱うことが多いだろうと思って、数学嫌いの自分にはぜんぜん向いていないと判断した。あと残るのは法学系くらいしかなく、しかたなく、消去法で法学部を選んだだけである。

大志を抱くことなく法学部を選び入学したものの、いったん法学部を選んだ以上、法律の勉強はしないといけないと思った。それで、入学早々に法律相談部とかいうサークルに入った。で、はいってそうそうに、そこの優等生風の上級生から法律の入門書を読むよりも最初から本格的な大部の本を読んだほうがいいと説明され、いきなり我妻栄の民法大意相続編を読みたまえと言われた。

当時純朴なぼくは、すぐにその本を買ってさっそく読んでみたところ、これがちっとも面白くない。さらに加えて、ぼくのクラスの教授が、自己紹介で、「ぼくの愛読書は六法全書だ」とのたまわった。ぼくが「ひいた」のは言うまでもない。そんなことなどもあって、これはぼくと生きる世界が違う人たちなのだと判断し、せっかくはいった法律相談部も這う這うの体で1週間ほどで退部し、学部の授業もテキトウにやりすごすことにした。

内輪の話をながながと書いたが、どうして書いたのかというと、法律相談部には対外活動として市民相談というのがあって、ひと月に1回くらい、無料で市民の法律相談に乗るという活動があった。そのとき、相談に乗る大学生は自分の名前を名乗らない。大学名と法律相談部というサークル名を名乗ればいいのである。

当サイトも無料であることを旨としている。大学の法律相談部と同じである。そして無料である以上、わざわざ個人名をさらすこともあるまいと思った。それはいいが、まったくの名無しの権兵衛でも困る。いちおう調査の仕事をしていたから、そのことから探偵のことを想起し、探偵といえばホームズしか知らなかったので、ホームズ事務所とした。商号登記をしているわけでも、探偵登録をしているわけでもなく、ホント、テキトウです。だから、ぼくも事務所名が何だったのかすぐに思い出せないことがときどきある。名無しの権兵衛では困るための苦し紛れの事務所名である。実態はぜんぜんホームズらしくないのだが、連絡の際は、この名称でお願いします(苦笑)。

匿名にしたもうひとつ大きな理由がある。それは、自分が考えたことをストレートに書けるからである。自分の実名をさらせば、リアルの世界でぼくとつながっている集団の眼が気になる。ここで「集団」というのは人によっていろいろあって、それぞれ違うだろう。人によっては「ご近所」だったり「町内」だったりする。あるいは「職場」だったり「同窓会」だったりする。為政者の批判をすれば、もっと大きな「国」も含まれる。このように、自分が気になる集団には大小・遠近がある。それらを総じて世間としてみよう。世間の眼が気になるというやつである。ぼくは、そういう集団つながりを極力敬遠してきたし、実名を公表するつもりでこれまで記事を書いてきたので、ぼくの周囲の人には当サイトをやっていることを公言している。だから、ぼくだけのことならまだいい。が、ぼくには家族もいる。家族を介しての集団の眼、世間の眼というやつをどうしても意識せざるをえなくなる。自分の思ったことをストレートに書けるかどうか自信がないのだ。

以下は、ある弁護士さんが書かれた記事からの引用である。

世の中には自分の利益のために不自然なストーリーを貫き通す人がいます。その内面には不愉快が満ちているはずです。事実を捻じ曲げることなく、自然な気持ちに従う生き方をするならば、このうっとうしい梅雨空ですら、少し我慢すれば清々しい夏空に変ると希望を持つことができます。現実の世界で不正をして大きな利益を得ても、青い夏空を見て清々しい気分になれないという以上の大きな代償を払うことになります。

 
ぼくが中学生だったころのことである。クラスにすごくおとなしい女の子がいて、ぼくはその日気分がむしゃくしゃしていて、そのはけ口として、彼女を執拗にいじめた。彼女は机に伏せたまま、給食もとらずその後の授業中も何時間も顔をあげることなく、泣きつづけた。なんてひどいことをしてしまったのだろうと、ぼくは後悔したが、後の祭りだった。ぼくはその日の、その情景をときどき思い出す。謝罪できたらと思う。「本当にひどいことをしてしまった」と思い出して、心のとげとなってぼくをさいなむのだ。

世の中には自分の利益のために平気でウソをつく人たちがいる。その結果、多くの人たちを泣かせている。彼ら・彼女らは、心のとげにならないのだろうか。心が痛まないのだろうか。「青い夏空を見て清々しい気分」になりたいとは思わないのだろうか。

ぼくがストレートでものをいうのも、「青い夏空を見て清々しい気分」になってみたいからである。

事故状況に関する相談で必要なこと

相談者の氏名・住所を明かす必要はまったくないし、むしろ明かさないほうが好ましいのかもしれないが(仮名でかまわない)、事故現場がどこなのかは必ず明記してほしい。それと、昼間の事故なのか夜間の事故なのかも肝心なことなのにはっきりしない相談が多い。基本的なことなのでメールされる時はそのあたりを明記していただきたい。できるものなら事故現場を訪問したいくらいだが、遠方だとそういうわけにいかないから、googleのmapで最低限の確認だけでもしておきたいからである。そのために、事故現場がどこなのか、事故証明書に記載してある「事故場所」を教えてほしい。

それ以外にも、事故発生時刻、天候、事故証明書の甲か乙か、事故種別についても教えてほしい。事故状況や、双方の破損部位等が必要なのは言うまでもない。

後遺障害の相談について

口頭で説明していただくだけでなく、診断書とか画像とか具体的な資料を用意していただきたい。口頭だと間違いが混入しやすいからである。そして、時系列で説明していただけると、誤解する可能性が少なくなる。

当事務所の回答は自己責任で

なお、当事務所の回答はあくまで参考意見である。セカンドオピニオンを必ず実施してほしい。あるいは、セカンドオピニオンとしての利用でもかまわない。とにかく、1つだけの意見で決めないことである。そして、貴方とは金銭のからまない対等・平等の関係だから、ぼくらは自由にものを言うつもりである。ダメなものはダメとはっきり言う。顧客契約をいただくための媚を売るつもりもないし、その必要もない。

それと、回答には時間を要すると思っていただいた方がいいだろう。ぼくらはこちらで生計を立てているわけではないため優先順位がどうしても下がってしまう。ボランティアなんだからそれくらいはがまんしろというわけでもないが、リアルの生活のほうが大事なので、お許しいただきたい。

当事務所の若干の説明

なお、事務所の所在地を明示したのは(ただし、現在閉店休業中。そのため事前連絡を要する)、お近くの方は、メールや電話よりも直接来ていただいたほうが断然いいからである。メールや電話での相談では、一般的・抽象的な回答しか出来ないと思っていただいた方がいい。なお、当事務所は相談だけを受け付けており、調査は一切やらない。調査まで手弁当ではぼくらは足が出てしまうからである(相談だけでも本を買ったり等諸経費がかかるから赤字である)。

相談に関してはどこまで相談していただいてもお金はかからない。どこかの団体のように寄付金をお願いすることも一切ない。いつまで続けられるかわからないが、とにかく困っている方のためにサイト運営を続行したいと考えているので、そのあたりは心配ご無用である。

どうして無料なのか。ひとつは、有料にしてしまうと、非弁行為だのなんだのと後ろ指をさされるからである。違法なことはやりたくないし、やるつもりもない(注)。しかし、そんなことよりも、ただでもいいから、困っている人の役に立ちたいからである。困っている時はお互いさまである。ぼくらはこの方面ならなにかのお役に立てるかもしれないと思ったからである。

(注)金沢弁護士会所属の弁護士(役職者)に当サイトの存在を告知済みである。もし何か問題がありましたらおっしゃってくださいとぼくの方から通告したが、今のところ先方から何も言ってきていない。弁護士の方で、もし何か問題があることに気づかれましたら、苦情として対応しますので、よろしくお願いいたします。

引き換え条件

有料でないこととの引き換え条件として、持ち込まれた事故情報の2次使用をお許しいただきたい。2次使用といっても当サイトの記事として使うのみである。たとえば質問に対する回答というような記事である。個人名および個人名が特定されるような使い方は一切しない。

個人情報に関連してであるが、中にはこちらが要求もしないのに、画像等個人情報を事務所宛に郵送される方もおらえる。その取扱いに困ることもあるため、一定の期間が過ぎた時点で、返却できるものは返却し、メール等で添付した資料については削除することにしている。流失することが絶対ないことをここで明記したい。

中国語対応可能

当サイトは中国語でも対応可能である。電話でもいいし、メッセージでもよろしい。後遺障害に関する豊富な医療調査経験と中国語対応が可能なところがうちの強みだと思っている。電話がつながらなかったら、折り返しこちらから電話することがないため、時間をおいてまたお架けください。電話代だけは申し訳ありませんがそちらで負担していただきたい。

本现场可以用汉语对应、如过在日本有遇到交通事故的无论是中国人还是台湾人、请随时商量、商量的时候、请在网上「留言」。

ご批判・苦情について

当サイトの記事で何か間違いや苦情等ございましたらお知らせいただきたい。理由を示していただき、もっともだと判断したときは、すみやかに善処するつもりである。当サイトで書いた記事内容に固執し、意固地を通すつもりはまったくないし、書き直そうか検討中の記事も現にある。どうかよろしくお願いいたします。
 

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