過失割合で裁判になり、勝訴的和解のご報告と記事が参考になったことのお礼

固有名詞はアクサダイレクト以外は伏せた。それ以外は文章は変えていない。情報提供者から記事公開の了承を得た上で、ここに掲載した。皆さんの参考になればとおもう。「お礼」いただけたのもうれしい。

結論だけいえば、「判例タイムズには、この事故の判例は無いと認定され、準用は却下。過失割合に優先道路は関係無い」と判断さされた。この説を唱えているのは私だけである。ネットで調べてみると、すべて相手側主張を受け入れている。が、私の説を参考に、勝訴的和解を勝ち取ったのは今回が初めてではない。過去に、知っているだけで2回ある。だから、当該記事を参考にして、裁判所で反撃してほしい。

題名: お礼のメールです。

メッセージ本文:
ホームズ事務所様
初めまして。○○市のYと申します。

当サイトに記述されている「T字路交差点での左折車同士や右折車と左折車の事故の過失割合」と同じ状況の事故(幸い物損事故)に母が巻き込まれました。記述内容が、保険会社同士の交渉→交通事故紛争処理センターの斡旋→簡易裁判所への訴訟と非常に参考になり、一言お礼を申し上げたくメールいたしました。


私は、東日本大震災直後、以前勤務してた会社が、損保会社から建物の鑑定業務の応援依頼を受け、建築士として4ヶ月間鑑定と損保会社との窓口業務に携わり、その後、損害保険鑑定人(専門B)の資格を取得しました。なので多少は損保業界も理解してます。

参考になればと、下記に経緯の概要を記述しますので、何かのご参考になれば幸いです。


①令和2年11月事故発生 : 母(80代)が一人で軽トラ(MT車)で、自宅からほど近い見通しの良い広いT字路交差点を一時停止後に左折中、優先直進道路からスピードを落とさず早回り右折(ショートカット)してきた車(70代、軽のAT車)が交差点内でぶつかって来た。相手に警察呼ばせて事故見聞に立ち合う。


② 当日、当方の損保会社に連絡。翌日、相手の損保会社(アクサダイレクト)から威圧的な電話が来て、当方の損保会社を教える。その後、損保会社同士で交渉始めるが、当方の証言と相手の証言(こちらが右折レーンにはみ出し、衝突場所は交差点の外)が大きく異なり、交渉が進捗せず。


③ 母からの証言で事故状況図(Google mapsの航空写真に記載)を作成し提出。後日、母に軽トラを運転させ、事故現場を運転させた再現動画も提出。


④当方の損保会社が顧問弁護士(弁護士会元会長)を通じて警察署から事故状況図を取得し(こちらの証言が証明された)、アクサダイレクトに提出するも、アクサダイレクトから連絡も来ず交渉がなかなか進まず。相手側の言い分は、判例タイムズを準用し、こちら側の過失は7割と譲らず。衝突地点は交差点内は認めたが、こちらが大回りしたと証言を変える。


⑤令和3年6月 : 当方は弁護士特約に入っていたので、その後のアクサダイレクトとの交渉は弁護士にしてもらうも、弁護士に連絡もよこさず、連絡しても以前の内容を繰り返すばかりで交渉にならず。


⑥令和3年7月〜8月 : 交通事故紛争処理センターに示談斡旋依頼するも、示された斡旋案の当方の過失割合は6割(判例タイムズ準用)となってたため同意せず。


⑦令和3年9月 :当方が原告となって、 ○○簡易裁判所に損害賠償賠償請求の訴訟。相手は弁護士を雇って、当方の大回りと優先道路を主張し、判例タイムズ準用し、当方の過失7.5割を主張する。その後、お互い3度意見陳述書を提出。


⑧令和4年2月 : ○○簡易裁判所から和解案が示され(当方の過失2割)、当方は同意する旨を当方の弁護士に伝える。当方の事故状況の供述が認められた。事故原因は相手の早回り右折であるが、当方に左側に避ける事故回避出来た可能性が有る。判例タイムズには、この事故の判例は無いと認定され、準用は却下。過失割合に優先道路は関係無い。相手側の供述が変わり、信憑性が無いと判断された。現在、相手がこの和解案に同意するかどうか待ってる状況です。

(今回の経験で学んだ事)
・ドラレコは1カメでも良いから装着すべき→当方は事故後装着済み。
・弁護士特約は附帯すべき。家族で複数台数所有する場合、保険会社により、車ごとに契約必要かどうか確認しておく必要が有る。
・交通事故に精通する弁護士を選ぶのに苦慮する。→損保会社では基本的に紹介せず。
・アクサダイレクトは、損保業界でも評判が悪いようだ。
・障害の無い高齢者はMT(マニュアルトランスミッション)車を運転すべき。

以上、長々と書いてしまいましたが、このサイトの内容が本当に参考になり(当方の弁護士にも教えました)、ありがとうございました。


これからも、被害者の為、頑張って下さい。陰ながら応援してます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください